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2020年8月22日土曜日

第31回 技術発表会

22日、第31回技術発表会を開催しました。例年、大分工業高等専門学校で開催されていましたが、今年は、新型コロナウイルス感染の影響で、会場を本社に移し、リモート発表会を行いました。直前まで今年の開催をどうするのかを検討しましたが、リモート設備を充実させ、社内の4会場に分かれて実施することになりました。発表会場を1階集会室として司会、審査員及び発表者が使用し、工事部は2階の工事部室、調査部と管理室は3階の調査部室、営業部と総務部が2階会議室に分かれました。
まずは、今年、大分県農林水産部優良建設工事表彰で部長表彰を受賞した工事部の原係長が優秀社員表彰を受け、記念講演を行いました。
タイトルは、『H30北局災関地第9号梶ヶ原地区地すべり防止工事』

社長挨拶

優秀社員表彰(原係長)
原係長による記念講演

続いて、工事部と調査部の社員による技術発表が行われた。
トップバッターは、工事部の吉野主任が発表。現場での2つの課題をあげ、どのように解決をしたか、さらに予想もしなかったアクシデントについての処置について興味ある発表が行われました。
タイトルは、『現場で発生した問題点と解決策について~乙原集水井工事~』

吉野主任の発表

二番目は、調査部の麻生君が発表。タイトルは、『地中掘削に使用する泥水の重要性について(温泉掘削工事)~泥水(どろみず)ではない化学製品とも言える泥水(でいすい)~』副題がいけてますね! ボーリングでの「でいすい」の役割がよくわかり、簡単に「どろみず」とは侮れませんね。

麻生君の発表

三番目は、工事部の小林課長が発表。現在、施工が始まった国交省の現場における「ICTの活用とGNSS転圧管理システム」「4週8休の実施」「遠隔臨場の試行」「熱中症及び新型コロナウイルス対策」について説明があった。
タイトルは『国土交通省発注工事の試行等各種取組み~右田地区歩道整備工事~』

小林課長の発表

最後は、調査部の瀬山主任が発表。タイトルは『臼杵港周辺の海上ボーリングの工程管理及び安全管理について』。とくにびっくりしたのが、当初の受注金額の倍以上になったこと。会社に貢献しましたね。
この4件の発表について5人の審査員により審査し、照山審査員長から総評があり、工事部の吉野主任が最優秀発表者となりました。おめでとうございます。
昨年に引き続き、これで工事部の四連覇となりました。
来年こそは、調査部の方が奪回してください。

審査員長の総評と発表者
最優秀者表彰

追伸:今回はリモート発表会となりました。各階から質問があり、盛況でした。昨日のデモストレーションがよかったので、スムーズにできましたね。
これからも3密にならないよう、この方式が根付いていくのでしょうか?

各階のリモート風景です。

2階 工事部室

2階会議室

3階 調査部室・管理室

1階集会室 発表会場
1階集会室

2020年8月20日木曜日

令和2年度 農林水産部長表彰 受賞

 8月20日、県庁舎本館の正庁ホールにおいて、『令和2年度 優良建設工事表彰』が行われ、弊社は、とび・土工・コンクリート工事において「農林水産部長表彰」を授賞しました。
工事は、中津市耶馬渓町金吉で施工された「H30北局災関地第9号梶ヶ原地区地すべり防止工事」です。

表彰記念撮影
表彰者記念撮影

社長と原係長


この工事は、平成30年4月11日未明に無降雨時にも拘わらず、突発的に斜面が崩壊し、建物4棟が被災し、6名の住民が犠牲となりました。10月に地すべりの原因となる地下水排除のために2基の集水井を施工する工事が発注され、まずは斜面の安定を図るために12月までに井戸を掘り終える必要があり、現場担当者は早期着工し、なんとか期限をクリアしました。その後、排水ボーリング、集水ボーリングを施工し、3月中に本体工事は完了し、地すべり地内の地下水低下が進み、次工事へと引き継がれました。
担当した原係長、ご苦労様でした。また、おめでとうございます。

現場の完成写真


追伸:中津市では、この山崩れを教訓にするため、4月11日を『防災を考える日』と定めました。
災害はいつどこで発生するか分かりません。皆さんの住んでいる地域の土砂災害及び洪水ハザードマップ、避難場所を確認しておきましょう。
ご安全に。

8/21大分建設新聞記事