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2019年9月27日金曜日

森林土木実務者研修が弊社現場で!

27日、大分県東部振興局担当による若年の県職員を対象とした研修会が弊社の畝原現場で実施されました。参加者は担当者を含め総勢18名。
畝原現場は、スリット式治山ダム建設工事であり、現場代理人が現場では、工事概要、鋼製スリット施工手順などを説明し、現場事務所では、最近、県発注工事でも利用されるようになった「情報共有システム」を説明。最後にこの現場で苦労した点を説明しました。
なお、スリット式治山ダムとは、どのようなものかというと、
1.ダムの通水部にくし状のスリットや、鋼管の格子状構造物などを設けた透過型の治山ダムです。
2.巨石や流木等による大規模な土石流が下流に流れ出るのを防止するために設置されます。
3.洪水時における土砂や流木等の急激な流出を防止し、平常時には堆積した土砂を徐々に下流に流す機能を持っています。
4.従来の治山ダムと異なり、上流と下流に落差が少ないため、魚類や水生昆虫の移動を妨げず、環境に配慮した工法として注目を浴びています。






県職員の皆さん、ご苦労様でした。これからも活躍を期待しています。

2019年9月7日土曜日

2019インターンシップ

9月2日から6日までの5日間、独立行政法人 国立高等専門学校機構 大分工業高等専門学校の4年生A君がインターンシップに参加しました。弊社の会社内容の概要説明を受け、各部の仕事内容を紹介。さらにドローン操作や3次元計測及び解析まで体験しました。

一日目は、本社で各部門長から具体的な仕事内容の説明を受け、弊社の3次元計測の事例を聞き、終わりました。

社内での3次元計測事例説明

二日目は、工事部の稼働している現場を見学しました。
まず、現場事務所で現場代理人から大分川ダムでの法枠工等の概要説明、そのあと現場見学とドローンによる写真測量を実施しました。

現場代理人から工事説明


現場でのドローンによる写真測量

続いて、九重町の長井野で災害法面のモルタル吹付現場、別府市内の境川と畝原現場でダム建設現場の見学をしました。この日の昼食は、九重町の有名なチャンポンを工事部長からご馳走になりました。
三日目は、調査部の2現場を見学。まずは、朝地町の調査現場へ。現場担当者から調査目的やボーリングコアを観察。

朝地町の調査現場での説明状況

大分市に戻る途中、弊社が携わった「綿田地すべり」現場で他社が施工する抑止杭現場を見学。大型のボーリングマシンが作業構台に設置され、径500mmの鋼管杭が挿入前で足場の上においてあり、あまりの太さにビックリ。さらに材料の値段を聞いて二度びっくり。

綿田地すべり地区での抑止杭施工現場

昼食は、自分でも本格的に作るカレー、期間限定カレーを管理室長にご馳走になり、満足。
弊社が携わった大友館の庭園復元現場により、「南蛮BVNGO交流館」で大友宗麟のビデオ上映を貸し切り状態で鑑賞。弊社が作成したパース図、復元中の庭園を見学。

大友館庭園の復元パース図

庭園復元状況

最後に会社を通り越し、杵築市の溜池現場を見学。現場は調査台船にボーリングマシンを設置して調査中。現場担当者に調査目的などの説明を受け、通船に乗って台船へ。台船ではマシンの機長から台船の設置方法など詳しく説明を受けました。

溜池に浮かぶ調査台船

通船で台船に向かう

陸に戻り、今度は、初めてのドローン飛行操作。初めてにしては、操作がうまい。やはり若い人にはかないませんね。最後は着陸を手で受け止めて終了。

ドローン操作初体験


今日は、180kmも走りました。お互いに疲れました。
四日目は、境川の砂防ダム現場でドローンによる写真撮影を本格的に体験。天候が怪しくなったので会社にもどり、建築物の3次元計測。

倉庫で3次元計測

計測状況

最後の日、五日目は、大分川ダム、境川砂防ダムや甑岩溜池の解析を完成させました。

解析状況

大分川ダム解析結果

レポートを完成させて、最後に社長と懇談し、インターンシップが終了しました。
A君は、ドローンや三次元計測に興味があるとのことでした。あと、高専での1年半の学校教育を受け、社会人として旅立ちます。今回の諸先輩からの貴重な話や現場体験を生かし、社会のために貢献してください。