コンサル、地質調査業者、製造メーカー行政関係者らが約170人が出席。
ため池の維持や改修に必要な技術についての講演があった。
参加者 |
1.開会のことば 副会長 義経 賢二
義経副会長 開会のことば |
2.主催者挨拶 会長 佐野 博昭 大分高専教授
3.来賓挨拶 大分県農林水産部農村整備計画課長 加藤 正明
来賓挨拶 加藤課長 |
4.講演
「ため池盛土転圧試験の留意点」 (株)キョウワ 常務取締役 山田 有一
「堤体盛土の過転圧による品質低下」
明大工業(株) 調査部課長 吉松 史徳
当社の吉松課長が昨年までは農業土木技術研究会で3年連続、そして今回はため池技術研究会で第1回目の講演を行った。
吉松課長 講演状況 |
講演状況 |
「過去から現在のため池の事例と未来への提案」
~安全性と景観性に配慮したブロックの提案(美山河の取り入れ)~
共和コンクリート工業(株)大分営業所 所長代理 永山 明
「農業ため池の耐震性能調査」 NTCコンサルタンツ(株) 水工事業部部長 藤井 睦
「ICTを利用したため池の施工管理について」
大分県北部振興局農林基盤部 主査 大塚 早余子
(株)シーティーエス i-Construction推進チーム 課長 池田 敏彦
(株)末宗組 主任 佐々木武彦
5.地盤材料試験講習会の案内ほか
6.閉会のことば 副会長 藤本 修司(明大工業(株)代表取締役会長)
最後に、当社の藤本会長の"閉会のことば"で第1回技術講演会が閉会した。
藤本副会長 閉会のことば |
今回、コンサル・地質調査及び施工業者、製造メーカー、発注機関が業務で培った、ため池維持技術、盛土強度や耐震性能などについての留意点について発表された。
県下には2,150か所の農業用ため池があるそうです。過半は江戸時代以前に先人たちが知恵を絞って苦労して築造したものです。
ため池は長い間、農業用水としてだけでなく、生物生息の場所としてや洪水調整、土砂流出防止など、多面的な機能を発揮しています。
今後とも将来にわたり、適切に維持保全していく必要があります。
このため、「大分ため池技術研究会」は、産学官が連携して、ため池に関する技術力の向上を図るとともに、農業土木技術を継承していく目的で5月に設立されました。